誰もが孤独を感じる可能性のある現代。公的な支援だけでは拾い上げることのできない「声なきSOS」がたくさん存在しています。 私たち「ビブリオケア」は、日本に根付く「本を推す(おすすめする)」文化や、「おすそわけ」の温かい気持ちを活かし、市民の力で孤独・孤立を防ぐ新しい仕組みを作りたいという想いから生まれました。
私たちが何を目指し、どのような価値観を大切にして活動しているのか、その根本にある理念とこれまでの歩みをご紹介します。
コーポレートメッセージ
「本好き」が世界を救う。
私たちは、本を通じた社会的処方を実現します。日本が誇る「推し活」や「おすそわけ」の文化に宿る自発的な熱量を、誰もが誰かを想い合える「社会的処方」へと転換し、孤独・孤立を防ぐ新しいインフラを創ります。
私たちの存在意義(Purpose)
「見えないケア」を可視化し
孤独の連鎖を未然に防ぐ
医療や福祉の専門職だけでなく、人が人を想う「生きた経験」を、単なるボランティアではなく社会の「ケアの資源」として開くこと。医療現場とも連携しながら、予防の側面から孤独という課題にアプローチすることが、私たちの存在意義です。
目指す社会(Vision)
「助けて」と言う前に
誰かが気づいてくれる
究極の予防社会
特別な場所に行かずとも、全国の図書館や学校、身近な場所、あるいはオンライン空間で、本を通じたケアが日常的に行われている社会。孤独が深刻化する前に誰かが気づき、寄り添うことが当たり前になり、市民同士が継続的に支え合うセーフティネットが張り巡らされた状態を目指します。
社会への約束(Mission)
日常のケアを「見える化」し
市民を「ケア人材」へ
アップデートする
私たちが開催する「選書会」の主役は、あくまで「人」です。誰もが持つ「悩んだ過去」や「生きた経験」を、同じ痛みを持つ誰かに寄り添う力へと変容させます。身近な人に寄り添う「ケア人材」を増やし、誰もが誰かの処方箋になれる未来を実装していきます。
活動の核となる価値観(Value)
ケアを社会インフラに
するための4つの約束
孤独という見えない課題を解決するためには、一時的なイベントの盛り上がりや表面的な数字に流されない「確固たる軸」が必要です。ビブリオケアが新しいケアの形を社会に実装していく上で、決して妥協しない4つのこだわりをご紹介します。
ケアの価値を証明する「新しいものさし」を創る
ケア分野はこれまで成果が見えにくく、正当な評価が難しい領域でした。私たちは表面的な「イベント動員数」などに頼らず、現場の「寄り添い」を数値化する独自の客観的指標を提示し、日本でケアが社会インフラとして評価される土台を創ります。
「Cure(治療)」から「Care(ケア)」へ
専門家による高度な治療も不可欠ですが、私たちは市民による「日常の寄り添い」を最大化します。病名がつく前の未病の段階でケアを引き受けることで、医療負荷の軽減を目指します。
「生きた経験」を最強の資源にする
資格の有無や読書量にとらわれません。誰もが持つ「悩んだ過去」や「生きるプロ」としての経験を、他者を救う最大の力として肯定し、活動の推進力に変えていきます。
ケアを「共有財産」として社会に漂わせる
現場で生まれたあたたかい処方箋をその場限りにせず、データベースとして蓄積・公開します。誰もがアクセスできる社会全体の共有財産(コモンズ)として役立てる状態を維持します。
独自の評価指標
ケアの価値を測る
『新しいものさし』を創る
私たちは、ケアが感情論ではなく、確かに社会のインフラとして機能していることを証明するため、以下の4つの指標で活動実績を数値化し、公開していきます。
指標1:寄せられた悩み
社会に潜む「見えないSOS」をどれだけ捕捉できたか。行政の窓口には届かない、ケアを必要とする人々から届いた「心の声」を受け止めた件数です。
指標2:処方された本
発見したリスクに対し、放置せずにどれだけ具体的なケア(介入)を実行できたか。悩みに寄り添い、市民の力で実際に「処方箋」として届けられた本の数です。
指標3:ケア拠点数
専門家に頼らず、市民の力だけで維持できるか。全国で寄り添いの場として機能している、個人・団体の拠点数です。
指標4:ケアメンバー総数
自発的に名乗りを上げ、各拠点で寄り添いの担い手(ケア人材)となったメンバーの延べ人数です。
ここでお示ししている数字は、私たちが把握できているものに過ぎません。私たちの知らないところで、登録もせずに誰かのために本を選び、そっと手渡してくれている自発的な「おすそわけ」も、立派な社会的処方です。私たちは、そんなカウントできない無数の「見えないケア」が社会に溢れることこそを、一番の目標としています。
沿革・活動実績
世界中に溢れている「好き」という真っ直ぐな想い。 その純粋なエネルギーが、誰かを支える「ケアの力」に変わっていくと信じているからこそ、私は「本好きが世界を救う」と本気で思っています。
もちろん、こうした「つながりサポーター」の活動は、本に限りません。音楽や映画、絵を描くことだって。日本の誇れる愛すべき推し活文化を一緒に。優しく、そして安全に、お互いをケアし合える世界へアップデートしていきませんか。
私たちが提唱した「ビブリオケア」や「ファンダムケア」の普及を軸に。支援の輪を広げていければと思います。あなたの推しへの想いも、私たちには大切なエッセンスです。
※ファンダムケア(Fandom Care)とは、日本の「推し活」文化が持つポジティブなエネルギーを、社会的な孤独・孤立対策(社会的処方)へと応用した新しいケアのあり方です。
2021
ブックセラピストとしての活動をスタート
「自分が本に救われた経験が、同じように悩む人のチカラになれば」。そんな純粋な思いから、本を通じて心に寄り添う活動をスタートしました。
2021.12
本でケアするブックイベント「選書会」を本格始動
参加者同士が悩みに対して本を処方し合うブックイベント「選書会」の企画を正式にローンチしました。
2022.1
ブックセラピーサイト「BOOPY」をオープン
悩みに対して本を“処方”するブックセラピーを、24時間いつでも体感できる場所としてウェブサイトを開設しました。
2022.1
オンライン「選書会」初開催
オンラインにて初の選書会を開催。これを皮切りに、リアルな場での開催など活動の幅を広げていきます。
2022.7
世田谷区地域連携型ハンズオン支援事業に採択
「本によるケア」を社会に広めるため世田谷区の助成金に応募し、採択されました。
2023.1→
ひきこもり支援プロジェクトをスタート
社会福祉法人世田谷区社会福祉協議会「ぷらっとホーム世田谷」様と協働し、ひきこもり状態にある方々を本で支援する取り組みを開始しました。
2023.3
本と人の居場所「下北沢HONKE」をオープン
本と人が交わるリアルな居場所をつくろうと、下北沢駅から徒歩2分の場所にシェア型図書室をオープンしました。
2023.5→
居場所づくりに関するイベントに初出展
世田谷で居場所づくりに取り組む人々が一堂に会する「せたがや居場所サミット」に初参加しました。
2023.6
シェア型書店「渋谷◯◯書店」へ参加
ブックセラピーサイト「BOOPY」をより多くの方に知っていただくため、初めてシェア型書店への出店をスタートしました。
2023.8→
ブックイベントのファシリテーター・司会業を開始
書籍に関するイベントの司会や運営をスタート。本をテーマにしたオンラインイベントやポッドキャストのサポートも行っています。
2023.12
「選書会」コラボイベント開催
特定非営利活動法人シブヤ大学とコラボレーションし、選書イベントをリアル開催しました。
2024.3→
空間に合わせた「選書サポート」をスタート
渋谷ヒカリエのオフィス入居者様向けに選書サービスを実施。オフィスやクリニックの待合室、地域の居場所など、多様な空間に調和する本をお選びしています。
2024.5→
ポッドキャスト「いずの選書会ラジオ」スタート
音声を通じて本で寄り添うため、ポッドキャスト番組を立ち上げました。「日常の生きづらさ」をテーマに、あなたの心に寄り添う一冊をご紹介しています。
2024.8
シェア型書店「カンカンバコヤ」へ参加
リアルな場で本と出会う機会をさらに広げるため、新たなシェア型書店にも参加。「BOOPY」の活動を少しずつ地域に根付かせています。
2026.6
シェア型書店「あやセンターぐるぐる」へ参加
「BOOPY」の輪を広げる活動として出店を継続。多様な場で、本を通じたケアの接点をつくり続けています。
2026.7
「ビブリオケア」の提唱
専門家による治療だけでなく、「市民同士のケア」こそが今の社会に必要だと確信。本好きという豊かな資源を活かした「ビブリオケア」という新しい概念を提唱しました。
2026.8
「ビブリオケア」公式ウェブサイトを開設
ビブリオケアの理念と実践をより多くの方に届けるため、専用のウェブサイトを開設しました。
2026.◯
書籍『(※書籍タイトル仮)』を出版
ビブリオケアの概念や、これまでの「選書会」での実践・エピソードをまとめた書籍を出版・発売しました。
お知らせ
新着情報やコラムのご紹介。


